いただきますの会

菌ちゃん先生の講演会に参加しました

2019.03.13

〜食べることは 生きること〜
       いただきますの会です。

先日『菌ちゃん先生と育てよう  元気っ子!! 〜病気をはね飛ばす ごはんと暮らし〜』
の、講演会スタッフとしてお手伝いさせていただきました。

講師の菌ちゃん先生こと吉田俊道さんは
NPO『大地といのちの会』代表
九州大学農学部 大学院 修士課程修了
長崎県庁 農業改良普及員として勤務後 独立

  無農薬で
『菌ちゃん野菜』を育てています。
そして、『菌ちゃん人間』を増やそう!と、年間数十回全国各地で講演活動をされています。
熱い想いを持ったステキな方で、話もとっても面白かったです!
「体にいいご飯=めんどう、お金がかかる、手間がかかる、子供が嫌がる」
そう思っている方にも、何かヒントになる事があるのでは、、、と思った事がいくつかありましたので、シェアさせていただきます。

   ●まず、菌ちゃん先生が育てる無農薬野菜「菌ちゃん野菜」ですが、
生ゴミを堆肥化して土にして育てています。
菌=微生物
菌は良いとか悪いとかではなく、野菜にも人間にも無くてはならない大切なものです。
菌ちゃん先生は、菌いっぱいの野菜は元気いっぱい。元気な野菜は、農薬を使わなくても虫に食べられないと言っていました。
だから人間の体の中、子供の体の中を菌いっぱいにしてあげれば元気いっぱいになる!と!!

    ●そして、お腹の中、人間の土壌
「腸を元気に!」
腸が元気な人は、病気にかかりにくく、かかったとしても早く治ります。
どんな人が腸が元気なのか、、、?
腸が元気な人のウンチは
フワーッと浮きます!!しかも臭くない!!
そして、体温が高いそうです。理想は36、5℃〜37、1℃
では、どうすればそんな風になれるのか、、、

①野菜の成長点を食べよう
②よく噛んで食べよう
③微量ミネラルを摂ろう
④旬のものを食べよう
⑤発酵食を食べよう
⑥一物全体食という考え方
(※順番は優先順位ではありません)

①野菜の成長点を食べよう!
『成長点』今回初めて聞いた言葉でした。
野菜の一番元気なところだそうです!
人参なら葉っぱが生えてる根元あたり「ヘタ」と呼ばれる部分
玉ねぎなら、お尻の硬い部分で、土に埋めると芽が出てくるところ
この、芽や根の先端は虫も食べないほど強く、栄養満点!!細かく刻んで味噌汁に入れたり工夫して食べたいですね!

②よく噛んで食べる
よく聞く事ですが、結構難しい
これを実践する為には、食べるときに飲み物を置かない。食べながら飲む をしない事!だそうです。

③微量ミネラル!
これは実は摂ることが難しいそうです。
微量ミネラルは、煮干し・昆布・アゴなどに含まれていますが
実は、出汁にしてもミネラルは殆ど出てきません。ですから、そのまま摂る事が大事だそうです。その為には、煮干しや昆布は粉末にしてお出汁の代わりにお味噌汁に入れたり、ふりかけにしたり、そのままポリポリ食べるのが理想だそうです!

④旬のもの
お野菜の旬、知っていますか?
旬のものは、野菜の一番育ちやすい時に育つので強い!!ですから、やはり栄養価が高いです。
そして、これは私の考えですが、東洋医学の考え方にある食養生も、やはり体の免疫を高める食事は旬のもので摂れる事が多いように思います。

⑤日本人の万能発酵食
お味噌、漬物、お醤油などなど
お味噌汁を毎日食べる事が難しければ、お味噌をご飯にのせたり、ペロっとそのまま舐めても良いです。
手作りの物が理想ですが、無理な場合でも購入する際きちんと発酵させて作っている、無添加のものを選びたいですね。

⑥一物全体食
先程も野菜の成長点を食べようと言いましたが、野菜を皮ごと食べる事もおススメです!
野菜は皮ごと食べる、ファイトケミカルという栄養が沢山摂れます。ファイトケミカルは、野菜が紫外線などから自分を守る為に自分で作り出す栄養素で、強い抗酸化作用があります。
あと、マクロビオティックや仏教、東洋医学などでも言われますが、私達人間も含めて生き物、植物は、「丸ごと」で、栄養やバランスが取れています。なので、どこか一部だけではなく、「全体」を食べるのが良いという考え方です。もちろん、命をいただくという考え方としても、全部をいただくのが良いという考え方もあります。
もちろん、無理なものもありますが、食べられるものは、魚も頭から尻尾まで、野菜も皮ごと、ヘタや芯も食べる、が理想です。

そして、
野菜がどうしても苦手!というお子さんには、野菜を煮た煮汁を飲ませてあげるのも良いです。煮汁の濁りは野菜の栄養だそうです。スープや、何か飲み物に混ぜたり、、、。


どうでしょう??
何かヒントになる事、できそうだなぁという事ありましたか??
他にもまだまだ色々ありましたが、私の頭もパンパンなので、またの機会に、、、笑

    〜食べることは  生きること〜
病気に負けない強い体を作る
いや、本来子供の体は強いもの。それを妨げず、より強く、そして体が強ければ、心も強くなります!

今日も楽しく、美味しく
    『いただきまーす!!』