2022.10.10
新園舎では、自園給食を始める予定です
先生たちも念願の「あったかい食事」がやっと始められます
食事でも、今までの培ってきた知識やつながりを大切にしたい
グループ内の保育園でも大切にしている「乳幼児期にうまみを感じる舌を育むこと」はもちろんのこと、食材や食器などにもこだわります
和食が持つ出汁の「うまみ」を子ども達が年を重ねても思い出せるように、乳幼児期の今、舌の味蕾(みらい)を育みます
新しく仲間になった栄養士さんは、知識や経験、センスが素晴らしく、調理員の先生方は調理の経験もばっちりです
きっと、素晴らしい食事が用意できると思います
さて、まずは食器えらびから
食器えらびは意外と重要なポイント
難波の道具屋筋や給食業者、いろんなイベントなどに足を運び、自分たちの考えにあった食器を探します
食器は、「落として割ってしまう」ことも大切な経験です
落としてしまっても、過度に強く伝えず、「大丈夫だった?」と優しく気持ちを包みます
落としてしまった食器は子どもたちと「食器のお墓」に入れて、物の大切さを育みます
汁椀は木製、お茶碗や丼椀は陶芸家に頼むことにしました
いずれ、陶芸体験も経験していきたいので、つながりを深めておきたいのです
陶芸家は、長野県の泰阜で陶芸を営んでおられる「工房草來舎」のご夫婦
以前から交流があり、今回お願いすることにしました
お茶碗は割ってしまっても、「金(きん)つぎ」という技法である程度は直すことができます
その経験も、大切なサスティナブル
こだわりがある物を大切に使い、芸術性を感じる
これも大切な学びです